スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

サバイバル 

ネズミや熊と闘い、自然と屠り合う。
少年のマニアックなサバイバル生活。




「人間は自然のなかの一本の弱い葦にすぎない。 しかしそれは考える葦である」

パスカルは著書「パンセ」のなかにこう記している。
人間は考える葦である。
人間はちっぽけな存在だったが、考えることによって自然を支配し、文明を築いた。
法律や金融の知識を身につけ、勝ち組となることが文明(資本主義)のなかでのサバイバルらしいが、その文明が崩壊したあとは、また別種のサバイバルが始まるのかもしれない。

夏休みの洞窟探検中、サトル少年は、突如巨大地震に襲われた。
周囲が水没し、孤島化した地域でサトルのサバイバルが始まった。
魚を捕って生で食う。「ガチン漁」という、川の中の石を叩いて魚を気絶させる荒っぽい漁。
魚が捕れないときは、蛇でもミミズでも食ってタンパク質を摂取する。
恐れながら、戸惑いながらも罠を仕掛け、鳥や猪を殺して食う。

不用意に草を食って下痢に苦しむ。毒キノコに痺れ、嘔吐する。
ネズミに噛みつかれ、鼠咬症にかかって死の淵を彷徨う。

ただ食って生き抜くこと。
それが、自然のなかの一本の弱い葦にすぎない少年には死ぬほど厳しいことだった。
しかし少年は考え、知識を身につけ、住処を創り、強い葦に成長しながら生き抜く。

「サバイバル」 さいとう・たかを 
1976-1978年 小学館「少年サンデー」連載
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。