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「気分は形而上 うああ」 

女という信じられない生き物の実在を、
形而上学的に考察する。
というよりも、4コマ目で「うああ」と叫ぶ。


気分は形而上 うああ 全19巻 須賀原洋行/作

アリストテレスが「自然学」に続くものとして遺した、「第一哲学」という講義ノートから始まるとされる「形而上学」。
現象の背後にある本質を考えて行こうとする学問らしい。
研究の対象は神、時間、霊魂などといったややこしいものが多い。
存在そのものを問う。
反対に形而下の学問(物理、化学などの自然学)は、万有引力がなぜ存在するのか、時間は実在するのか、などは問わない。初めからあるという前提のもとに出発し、現象を解明していく。

漫画の題名は「気分は形而上」なので、形而下学では捉えられないような不可解ともいえる事象がテーマである。
観察者は「うわわ」と驚愕し、「ゴキちゃん」「けつちゃん」などの不潔で不条理なキャラクターが画面の空気を歪めながら4コマ目で落ちる。

で、作者にとっては結局、人間が一番不可解なものらしい。
コピー機を愛する男とか、驚異的なハンコ押しのスピードで社長を降格させるOLなど、現代のオフィスに実在する、信じられない、奇妙な人間たちの姿が描かれる。

「このOLは実在する」
「このニョーボは実在する」

さらに観察すべき対象は「女」そのものである。
機械音痴、方向音痴、味覚音痴、無謀運転、自分勝手、視野狭窄という女の背後に実在するかのような性。
女こそ、もっとも理解不能な生き物ということかもしれないが、単に自分の嫁が理解できないといった感じでもある。

「気分は形而上 うああ」須賀原洋行
講談社「週刊モーニング」1985年より連載
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