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「雨女」水木しげる 

妖怪と向き合うことは、自身と向き合うこと。
貧乏なのも、恋人ができないのも、みんな自分に原因がある。


水木しげるのニッポン幸福哀歌(エレジー)

水木しげるは「珠玉」ともいえる短篇をたくさん描いている。

むろん、妖怪や鬼神のたぐいが出てくる。
ある妖怪は山深くにひっそりと棲み、時に通りかかった人間と関わる。
都会に潜む陽気な妖怪もいる。いじわるな貧乏神もいる。
寂しがりやなのか、しきりに人間とふれ合おうとする妖怪もいる。

人間たちは、妖怪と関わることによって、時に安らぎを覚えたり、楽しい夢をみたり、人生を考えさせられたりする。

老人は雨の山で不思議な館をみつけ、雨宿りをしていた。
館の主らしい若い女が戻ってきた。
女は遠慮しないでいいといい、老人は一夜をともにする。
女は雨の日にだけやってきた。
老人と女は、交わるたびに若くなっていった。
老人は若者に戻った。女は赤子になった。
老人は女の赤子を大事に育てはじめた。 -雨女-

多くの人間は寂しい思いをしているし、たいていの人間が自身に満足していない。
異世界の妖怪と向き合うことは、自身と向き合うこと。
貧乏なのも、恋人ができないのも、幸せを感じられないのも、みんな自分に原因がある。

「水木しげるのニッポン幸福哀歌(エレジー)」 角川文庫
●役の行者●一つ目小僧●貧乏神●猫の町●離魂術●人面草●小豆洗い●幽霊屋敷●影女●雨女●帰って来た男●島●大人物● 打ち出の小槌●管狐●ボヤ鬼●時の神●ぬっぺふほふ●梅干し●異次元の色気
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