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デビルマン 

万物の霊長だったはずの人類に天敵がいた。
天敵は人を喰うか、人と合体する。





太古の氷の中から甦ったデーモン(悪魔)たちは、精神的な攻撃によって人類をゆさぶる。

デーモンは無作為抽出による合体を始めた。
いきなり合体を仕掛けられると、ショック死するケースが多い。
その場合、むろんデーモンも死ぬが、いつ悪魔化するともしれない恐怖はただごとではない。
偶然合体に成功したデーモンは、素知らぬ顔で人間社会に紛れ込む。
人類を、互いに疑心暗鬼にさせることが、デーモンの狙いだった。
人間の弱い部分を突く。
知恵者がデーモンたちを操っているように思われた。

人間社会の中にスーツを着て紛れ込んだデーモンは、主食としての人間を襲う。
恐怖に引きつった顔の人間を喰うことを好む悪趣味は、悪魔そのものである。
やがて、中世ヨーロッパの魔女狩りのように、人間が人間を狩り始めるようになる。

不動明は友人の飛鳥了の企てによって、早くにデーモンの存在とその怖ろしさを知らされる。
明は強い酒を浴び、精神を解放し、本能をむき出しにした状態でデーモンとの合体に成功する。
合体したデーモンは地獄の勇者と恐れられたアモンだったが、「意志の闘い」の末、明の意識が肉体を支配する。
デビルマンとなった明は、その場にいた悪魔たちをみなごろしにした。

デーモン軍団による総攻撃によって、人類と悪魔たちによる、黙示録のような最終戦争が始まる。
不動明はデーモンと闘い、人間を守ることに使命を感じていた。「シレーヌ」や「ジンメン」などの凶悪なデーモンも死闘の末に倒した。
が、デビルマンとなって違う視点から人間をみることで、その精神の脆さ、あまりの愚かさに気づく。人間そのものに絶望し、怒りの業火を立て、周囲の人間すべてを焼き尽くす。
明は孤独に陥り、目標を失うが、やがて自分と同じ仲間であるデビルマンたちを求め、組織する。

霊長を自認する人類だが、多分に愚かであることはわかっている。
天敵でも得ることで、もう一段階進化した方がいいのかもしれない。

作者の永井豪は、デビルマンで描かれた美しい妖鳥「シレーヌ」、喰った人間の顔が背中の甲羅に宿る「ジンメン」などの悪魔キャラクターに思い入れがあるようで、他の作品にも登場させている。

「デビルマン」 永井豪
1972-1973年「週刊少年マガジン」連載
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コメント

デビルマンはやっぱりコミックが一番

子供の頃はテレビアニメのデビルマンを毎週欠かさず見ていました。でも物心ついた時に、漫画のデビルマンを読んで、テレビとのギャップに驚きつつも、ドップリと漫画の世界にハマってしまいました。寄生獣のようにこのデビルマンに影響された漫画も沢山ありますよね。久しぶりにまた読みたくなってきました。

コメントありがとうございます

漫画は活字よりも明確なイメージが示されますが、それでもまだ行間のようなものを味わうこともできるし、読者自身がイメージを広げて愉しむこともできますね。読む時間も読者が自由にコントロールできます。ページをめくる手をとめて、いろいろ考えることも可能ですね。

それ凄くよくわかります

テレビアニメの場合、見るのが楽という面がありますが、油断すると置いていかれる場合もあります。自分の中で内容の整理をする前に次の場面に移ってしまう為、思い入れの要素が漫画よりも落ちます。他にも手軽に見たい場面だけを読み直せるのもいいですね。アキラや攻殻機動隊それにJoJo、手塚治関連は何度読み直しても新しい刺激を受けるのでつくづく感心し、凄いなぁって思います。

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