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無能の人(つげ義春自選集) 

なんにもしないで生きるのが一番いい。
若い頃、重労働で苦労したし疲れたし。

つげ義春自選集(6)

自分は、ほんとうにこの社会に適合しているのか、いつか社会から放り出されてしまうのではないか、という不安は誰にでもある。いや、そういう不安がある人の心に響く漫画なのかもしれない。

たぶん、あらゆる経済活動には多少なりとも悪の要素がからんでくる。

「おれは とうとう石屋になってしまった」

ところが、河原で拾った石を河原で売るという行為はどうだろう。
そこには悪の要素も善の要素もなにもない。争いも嫉妬も、羨望もない。
そもそも経済活動といえるのかどうかもわからない。
自然の石は、すべてオリジナルであり、偶然によって生まれた唯一無二のカタチと色艶、味わいがある。
蘊蓄はいかようにでも創り出せる。
興味のない人なら聞きたくもない蘊蓄だが、世の中は広く、同じような感性で響きあう奇妙な人間たちがいた。

作者のつげ義春は、小学校を出てすぐに工場で過酷な労働を経験したという。
水木しげるのアシスタントを経て月刊誌「ガロ」に作品を発表。
のちに「つげ義春ワールド」と呼ばれる独特の世界を構築し、70年代の若者から熱い支持を得た。
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