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柔道一直線 

「地獄車」は、ほんとうに効くのか。
いまだ試した柔道家はいない?

柔道一直線 (第1巻)

現実の柔道の試合は地味で、観ていて退屈することもあるが、「柔道一直線」は、必殺技による破壊的な勝負が面白い。次々に出てくるキャラクターたちは、それぞれの性格を反映した必殺技を持っている。必殺技こそキャラクターであって、登場人物と必殺技は切っても切れない関係にある。

主人公の一条直也(桜木健一)は、魚屋の倅で柔道馬鹿。
父ちゃんは一流の柔道家だったが、直也が幼い頃に亡くなっていた。
直也は、父ちゃんと昔ライバルだった車周作(高松英郎)に弟子入りする。
車は過去、柔道の必殺技「地獄車」で人を殺してしまい、以来世捨て人のような暮らしをしていた。
車は直也に鉄の下駄を履かせるなど、地獄の修行を課す。修行の過酷さは次第にエスカレートし、しまいには直也を破門、最高の好敵手を育てたりして、とことん追い込んでいく。

直也の中学時代の必殺技は「二段投げ」。
相手をいったん頭上高くまで持ち上げ、遠くに投げると同時にそれを追いかけて、もう一度投げるという技。高校時代は「新・二段投げ」や、相手を一瞬催眠状態にしておいて、その隙に投げるという「真空投げ」などもあみ出す。

風祭右京の「十字不知火」は、敵を切りもみ状態で空に飛ばす技。九州の豪傑・城山大作は「大噴火投げ」で、相手を宙に浮かし、連続噴火で失神させる。さらに力石竜の「岩石崩し」、ロバート・クルスの「ライナー 投げ」など、退屈させないアイデアが凄い。技を掛けるときは、みんな必ず、技の名を「宣言」してから掛ける。

ドラマ実写版では、高松英郎に加え、牧冬吉(中学時代の先生役)、名古屋章(高校時代の先生役)、近藤正臣(結城真吾役)などの脇を固めるいい役者が揃っていた。
結城真吾は、いきなりピアノの鍵盤に跳び乗って、足で「ねこふんじゃった」を弾いたりした。意表を突くこのシーンは、ドラマ全編を通してもっとも話題となり、人々の記憶に刻まれた。近藤正臣は20代後半での高校生役。このドラマでブレイクした。

主人公が修行し、試練を乗り越えて成長する。闘いを通して友情を育み、次なる試練へと立ち向かっていく。そこに師弟や父子の厳しすぎる関係式が絡んでくるところなど、物語の構造やテーマは、ほぼ同時期に書かれたおなじ梶原劇画の「巨人の星」と共通するものが多い。これもスポコン漫画の原型のひとつといえる。

「柔道一直線」
原作・梶原一騎 画・永島慎二、斎藤ゆずる 「週刊少年キング」1967年~1971年連載 
テレビドラマ 1969年~1971年 TBS系
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