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殺し屋1(殺し屋イチ) 

いじめられっ子だったイチが、
泣きながら人間を切り刻む。

殺し屋1(イチ) 3 (3)

高校時代に地獄のいじめにあった城石一(イチ)は、妄想の世界の住人となっていた。
イチはいじめられっ子だったが、空手を習い、足技だけを極め、超人の域に達していた。
やがて、謎の男に見込まれ、ヒットマンに仕立てられる。
「じっちゃん」と呼ばれる謎の男は、イチの妄想をかき立て、何が目的かはわからないが、新宿歌舞伎町のヤクザを次々に襲わせ、町の崩壊をもくろむ。

イチはスニーカーに刃物を仕込んで、驚異的な足技でターゲットの首を落としたり、頭の皿を削ったり、体を切り刻んだりする。
仕事が終わると、鼻水を垂らしながら号泣し、自慰を始める。完全な変態の世界である。

マゾヒストの垣原は、イチに捕まり、絶望の中で切り刻まれることを期待しつつも、「必然性を高める」とか訳の分からないことを言いながら、他人を拷問にかけたり、自分の舌を切ったりする。完全に狂った世界である。

人間は、欲望と支配のために暴力を使う。その恨みはさらなる暴力として跳ね返ってきて、残されるのは廃墟のような虚しさ。痛みと表裏一体の快感に溺れ、拒絶しながらも求めてしまう愚かな世界。不完全な生命体である人間の哀しさを感じる。

「殺し屋1(イチ)」全9巻  山本英夫 週刊ヤングサンデーに1998年~2001年連載
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