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こちら大阪社会部 

新聞記者とは何者か?
この漫画がすべて教えてくれた。


こちら大阪社会部(3)

テレビ朝日の「朝まで生テレビ!」などでお馴染みの大谷昭宏氏原作。
大谷氏は若き新聞記者時代、大阪西成の釜ヶ崎(あいりん地区)に連日泊まり込み、風呂にも入らず、日雇いの労務者たちから「讀賣の兄ちゃん臭いで~」とかいわれるほど取材熱心だったらしい。
西成は新米の社会部記者にとってスクープの宝庫だったのかもしれない。

そうした氏自身の体験が随所に活かされた漫画だからリアリティがある。
もっとも印象に残ったのは、社会部記者たちの過酷さ。
先輩記者のひとりは、睡眠を削り、神経をすり減らした挙げ句、ほんとうに胃に穴を開けて早世してしまう。

「警察は仲間意識が強い」「大きな音に一斉に反応する」など、府警の記者クラブ詰体験を通して得られた「業界知識」も面白い。
新聞の社会面に載せる事件の被害者の写真を入手する方法にはちょっと驚いた。近所や親戚、同級生などの所を回って頼み込むこともあるらしい。だから新聞には、学生時代の写真が出ることもあるのだと思った。

新聞記者には、小賢しい理屈よりも、執念、根性、体力こそが大事である。
社旗をはためかせた黒塗りの高級車で現れる記者とは違う、本物のジャーナリストの姿を見たような気がした。

「こちら大阪社会部」全5巻 大谷昭宏作・大島やすいち画
1991-1996年、講談社ミスターマガジン連載
続編に「こちら大阪社会部 阪神大震災篇」「こちら社会部(東京本社篇)」
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