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赤色エレジー 

幸子の幸はどこにある?
林静一が、薄幸の女を描く昭和ロマン。


 淋しかったからくちづけしたの―林静一傑作画集 少女編淋しかったからくちづけしたの―林静一傑作画集           
        赤色エレジー 林静一

エレジーとは哀歌のこと。
伝説の「月刊漫画ガロ(青林堂)」に、1970より連載された林静一作品。
幸子と一郎の同棲生活を描いた、芸術の香りがする漫画。
ふたりはアニメの仕事をしている。アニメーターといえば、いまでも貧乏の代名詞だ。
好きでやってるんだから、夢があるんだからいいじゃないか。

「赤色エレジー」は、ある種の「画集」として読むのがいい思う。
ラーメンを啜りながら、急いで読んでもつまらない。
独特のコマ割による「心象風景」のイメージを、ゆっくり味わうのがいい。

昔、「哀愁のヨーロッパ」を奏でたカルロス・サンタナは「泣きのギター」といわれたが、林静一は「泣きの絵画」とでも呼びたい。女の泣く表情が、せつなくて、せつなくてたまらない。

あがた森魚は、「赤色エレジー」の雰囲気をそのままに、同名の歌を書いた。
「昭和余年は春も宵……」
こういうイメージが膨らむ漫画は、林静一だからこそ描けるもの。
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