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ダメおやじ 

「おやじ」が弱くなった時代を、
初めて宣言した漫画。


ダメおやじ (6)

当時、「おやじ」という存在が、なんだか弱いものになっていることに、みんな気づいていたと思う。
だが、まだ遠慮があったのか、多少なりとも幻想が続いていたのか、「おやじは弱い」と、堂々と言い放つ人はあまりいなかった。

そうした中で、この漫画の登場は衝撃的だった。
一気に時代を席巻してしまった。
ついに「おやじは弱いと言い切っていい」「おやじは堂々と嫌っていい」という風潮が生まれたような気がする。

「ダメおやじ」は平凡なサラリーマンだが、会社でも無能である。
家庭ではオニババ(妻)と娘のユキ子にいじめられる。
タコ坊と呼ばれる息子もいる。母や姉といっしょになっておやじをいびるが、おやじにそっくりな顔が、このタコ坊も将来「ダメおやじ」になることを示唆している。

もっとも過酷だと思ったのは、オニババが「ダメおやじ」の可愛がっていた金魚を煮て「ダメおやじ」の弁当に入れる場面だった。
この頃の古谷三敏は、凄まじいアイディアが次々と湧いてきたようだ。

哀しい場面もあった。
屋台のおでん屋で「ダメおやじ」は理想郷エルドラドの話を聞く。
自分もそこでは幸せに暮らせるような気になる。
「ダメおやじ」は、消費者金融(当時はサラリーマン金融)から金を借りて、エルドラドへと逃げようとする。
しかし幸運の女神は通り過ぎるのがはやかった……。


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